2024.09.30 2024.09.30

冠水した道は危険がいっぱい！歩行中に避けるべき6つの行動とその理由

bosai

大雨や台風の後、道路が冠水している状況に遭遇することがあります。
このような時、無意識に危険な行動を取ってしまうと、重大な事故や怪我を引き起こすリスクがあります。
冠水時に歩行する場合、どのような危険が潜んでいるのでしょうか？
この記事では、冠水時に歩行する際の危険行動6選を取り上げ、それぞれのリスクと安全に過ごすためのポイントを解説します。
以下の6つの行動に注意することで、冠水時でも自分と周囲の安全を守ることができます。

流される危険がある
見えない障害物による負傷
感電のリスク
開口部への落下
健康被害を引き起こす水質汚染
低体温症のリスク

では、それぞれの危険性について詳しく見ていきましょう。

ぼうさいミケちゃん

冠水した道路を歩く時、どんな危険があるんでしょうか？
気をつけるべきポイントを知りたいです。

防災トラさん

冠水している道を歩くのは、見た目以上に危険なんだ。
これから、それぞれの危険を詳しく説明するね。

油断大敵！浅い水でも流される危険

ぼうさいミケちゃん

冠水した道ってそんなに危ないんですか？
どのくらいの水位で危険になるんでしょうか？

防災トラさん

実は、膝までの水位でも大人でも簡単に流されるんだ。
特に水の流れが速いと、立っていられなくなって転倒する可能性が高いんだよ。

流される危険が潜む浅い水でも侮れない

冠水時には、たとえ膝下程度の浅い水でも、流れが速いと簡単に体のバランスを崩してしまいます。
特に大人であっても、膝上の水位であれば、流れに抗して立ち続けるのは非常に困難です。
さらに、転倒してしまうと、再び地面に足をつけることが難しく、溺れるリスクが高まります。
冠水した道を渡る際には、決して水位や流れを過小評価しないことが大切です。

見えない危険がいっぱい！隠れた障害物に注意

冠水した場所には、通常は見える障害物が水中に隠れている可能性があります。
流れてきた瓦礫や尖った金属片などに躓いたり、ぶつかることで切り傷や刺し傷を負うリスクが高まります。
特に足元の見えない状況では、歩行中に何かにぶつかって転倒する危険が大きくなります。

冠水した道を歩く際は、見えない障害物に常に気を配る必要があります。
周囲に何があるかわからない時は、無理に進まず、安全な場所に退避することが大切です。

防災トラさんの一言

命を守るために！冠水時の感電リスクとは？

ぼうさいミケちゃん

冠水時に感電の危険があると聞きました。
どういう状況で感電することがあるんでしょうか？

防災トラさん

倒れた電柱や切れた電線が冠水した水中に隠れていると、感電の危険があるんだ。
水は電気を通すから、接触しなくても近づくだけで危険だよ。

隠れた電線に注意！感電の危険が潜む冠水

冠水した地域では、倒れた電柱や切れた電線が水中に隠れていることがあります。
水は電気を通すため、これらに接触しなくても近づくだけで感電するリスクが非常に高くなります。
感電は、火傷や心停止を引き起こす可能性があり、命に関わる非常に危険な事態を招くことがあります。

見えない落とし穴！冠水時の開口部落下に注意

冠水した道路では、マンホールの蓋が外れている場合があります。
見えない冠水下のマンホールに足を踏み入れてしまうと、深みにはまり、突然地下に落ちる危険があります。
側溝や用水路も同様に冠水時には非常に見えにくくなり、歩行中にこれらの開口部に落ちる危険性が高くなります。
特に、濁った水や夜間は視界が悪くなるため、こうした危険を回避するのが難しくなります。

冠水した道では、マンホールや側溝が見えないことが多いので、どこに足を踏み入れているか常に注意しましょう。
特に濁った水や夜間は危険度が増すので、無理に進まず、安全な場所に避難するのがベストです。

防災トラさんの一言

健康を守る！冠水時の水質汚染リスクと対策

ぼうさいミケちゃん

冠水した水って、健康にも危険があるんですか？
触れたりするだけで影響があるんでしょうか？

防災トラさん

冠水した水は、下水や化学物質で汚染されていることが多いから、触れたり飲んだりすると病気になるリスクがあるんだ。
特に、傷口がある場合は感染症にかかりやすいから、注意が必要だね。

冠水した水には注意！健康を脅かす水質汚染のリスク

冠水した水には、下水や化学物質、病原体が含まれている可能性が高く、これらに触れたり飲み込んでしまうことで健康被害が発生することがあります。
冠水した水は、肌や傷口に触れると感染症を引き起こすリスクがあり、特に免疫力が低下している場合は注意が必要です。
また、冠水した水を誤って飲み込んでしまうと、深刻な病気を引き起こす可能性があります。

見えない危険！冠水時に起こる低体温症のリスク

冠水した冷たい水に長時間浸かっていると、体温が急激に低下し、低体温症を引き起こす可能性があります。
低体温症は判断力や運動能力を著しく低下させ、最悪の場合、意識不明や死亡につながる危険があります。
冠水した状況では、常に体温管理を意識し、冷えすぎないように行動することが重要です。

冠水時は、冷たい水に長時間浸かることで体温が下がり、低体温症になることがあります。
体温が下がってきたら、できるだけ早く安全な場所で体を温めることが大切です。

防災トラさんの一言

まとめ

冠水時に歩行する際の危険行動は、見えないリスクが多く潜んでいます。
冠水した水中では、流される危険や、マンホールの開口部、感電のリスク、障害物による負傷、水質汚染による健康被害、低体温症のリスクなど、さまざまな危険が存在します。
これらのリスクを理解し、無理に歩行せず、安全な場所に留まることが最も大切です。