災害時に備える!非常食の種類と選び方:何をどれだけ備えればいい?
最近では、非常食の種類はどんどん多くなっています。
カンパンだけではなく、ふっくらごはんやもちもちのパン、おかずもたくさんの種類が食べられるようになりました。
しかし、選ぶポイントとしては栄養バランスや賞味期限の長さ、そして家族の人数に対してどれだけ備えればいいかを考える必要があります。
災害時に備えるために、家族で話し合って備蓄する量や種類を決めておくと安心です。
非常時のために保存食を用意しておきたいんですけど、何をどのぐらい用意したらいいんでしょうか?基準などあるのでしょうか?
最近ではおいしい保存食がたくさん販売されているよ。まず、どんなものがあるのか知るところから始めよう!
非常食の種類 調理は必要?
災害時には電気やガスが止まっていたりして、お料理ができません。非常食はどうやって食べるのでしょうか?
もちろん。非常時に調理ができないことは想定済み!
非常食はいつでもどこでも簡単に食べられるのがポイントだよ。
調理済みの食品
調理が不要の非常食には、レトルトのカレーや缶詰などがあります。
最近では、ハンバーグやおでん、筑前煮など様々な食品がレトルトとして販売されており、温めずにそのままでもおいしく食べることができます。
缶詰も様々な種類があり、パンの入った缶詰が人気です。
また、災害対策として5年以上の長期保存が可能なものもあります。
電気やガスが使えない非常時には、調理不要のレトルトがとても重宝します。
水を加えるだけの食品
「アルファ米」と呼ばれる、水を加えるだけで簡単に調理できるご飯があります。
お米を炊くには火も時間も必要ですが、アルファ米は既に炊いてあるご飯を乾燥させた状態なので、水かお湯を注ぐだけで数分でふっくらご飯が完成します。
乾燥させてあるので、普段は軽量で持ち運びにも便利です。
また、水を入れて作る食品の中にはパスタ(マカロニタイプ)もあります。
アルファ米は味が豊富!
白米だけでなく、五目ご飯やワカメご飯、他にも変わり種としてチャーハンやマツタケご飯などたくさんラインナップされています。
毎日白米では飽きてしまうので、いろんな種類から好きなものを選ぶのも良いでしょう。
保存食の選び方1:量と種類
いったいどれぐらいの量を備蓄しておけばいいのでしょうか?
家族の分も必要ですし…。
最低限の基準から見ていこう。そして、朝・昼・晩と何を食べるか想像してみよう。
保存食の量の決め方
まず備蓄は最低3日分が必要です。
家族の人数と朝昼晩の3食を掛け合わせて必要な量を計算しましょう。
家族が3人の場合:3人×3食×3日=27食分
3日分は最低限と考えてください。大規模災害では物資が簡単には手に入らないと考えて、余裕をもって1週間は用意しておくことをお勧めします。
保存食の種類の選び方
家族3人3日分で27食必要ということがわかりました。
つまり、主食が27食必要です。朝食をパンにするならば、パンが9個、ごはんが18食となります。
他に考えられることを挙げると、朝食に野菜ジュース、昼食にスープ、夕飯にはおかずなど献立を考えていきましょう。
災害時は調理ができなくなるだけでなく、冷蔵庫も使えなくなるので、冷凍食品は保存食には向いていません。保存食は常温で何年も備蓄できるのがポイントです。
保存食の選び方2:賞味期限と栄養バランス
スーパーで買おうと思ったのですが、賞味期限があまり長くないですね。
あと健康面も考えたほうがいいですよね?
買い替えの頻度を減らすにはもっと期限の長い保存食を選ぶ必要があるね。
栄養が取れる食品も多いので紹介するね。
賞味期限は長いものを選ぼう
買い替える頻度を減らせるのでなるべく長く保存できるものを選びましょう。
一般的なレトルト食品でも賞味期限が1年以上のものがあります。
しかし、保存食として作られているものは5~7年と長期で保存が可能です。
栄養バランスも大事
配給される食品は主食が多くなりがちなため、栄養が偏らないよう、野菜の非常食も選ぶことをお勧めします。
長期保存ができる野菜ジュースや、温めずにおいしいトマトやカボチャなどの野菜スープがあります。
これらの非常食を備蓄しておくことで、災害時に必要な栄養素を補うことができます。
野菜スープや野菜ジュースは水分補給にもなります。
災害時は断水で水が貴重となるため、食事から水分が摂取できる点でも優秀な非常食です。
まとめ
災害時に備えるためには、以下のようなポイントがあります。
- 最低でも3日分を目安に、家族の人数分の非常食を備えてください。
- 買い替えの頻度を減らすために、できる限り長期保存可能なものを選びましょう。
- 災害時は調理ができない場合があるため、簡単もしくは調理不要なものが良いです。
- 栄養も考えて野菜が取れる非常食も取り入れると良いでしょう。