2025.07.28 2025.07.30

夜中に地震発生！まず何をすればいいのか、暗闇で身を守る方法まとめ

bosai

夜中に突然、激しい揺れで目が覚めたら——。
真っ暗な部屋、足元も見えない。手探りで何かを探そうとするけれど、どこに何があるのかすら思い出せない。
そんな状況で「まず何をすればいいのか？」と混乱してしまうのは当然です。

特に就寝中は無防備で、家具の転倒やガラスの破片によるケガのリスクが高まります。
この記事では、「夜中に地震が来たときの最初の行動」と「暗闇でも安全を確保するための準備や対処法」について、実践的な手順で解説します。

最優先は“動かないこと”。そして光を確保し、足元の安全を確認すること。
この順番を覚えておくだけで、夜中の地震に対する不安を大きく減らすことができます。
さらに、普段からの備えがあるだけで、落ち着いて行動できる自信にもつながります。

ぼうさいミケちゃん

夜中に突然地震が来たら、とっさにどう動けばいいのか自信がありません。
布団の中でパニックになりそうで不安です。

防災トラさん

それ、みんな思うよね。
でも大丈夫。やることはシンプルだよ。
揺れてる間は動かず、揺れが止まったら光を確保して周囲を確認。それが基本。
このあと詳しく話していくよ。

夜中の揺れで目が覚めたら？まずやるべき“たった1つのこと”

ぼうさいミケちゃん

寝ている最中に大きな揺れを感じたら、すぐに起きて動くべきですか？

防災トラさん

起きてすぐに動くのは危ないよ。
まずはその場で自分を守ることが最優先。
布団の中やベッドの下に潜って、落下物から体を守って。

揺れている間は布団やベッドの中で動かず安全確保

地震の揺れが続いている間は、決して無理に動き回らず、まず身を守ることが最重要です。
寝ているときは無防備なので、頭を枕や布団で守りながら、体を丸めて小さくなって揺れが収まるのを待ちましょう。
ベッドの下に空間がある場合は、そこに潜るのも有効です。
慌てて立ち上がると、家具が倒れてきたり、ガラスが飛散していた場合にケガをする危険があります。

「動かないこと」が命を守る理由

揺れの最中に立ち上がると、足元がふらついたり、転倒して頭を打つ可能性が高くなります。
特に夜中は暗く、目もまだ慣れていない状態。
ベッドや布団は、落下物の直撃を和らげる安全な場所です。
だからこそ、「まず動かない」という判断が命を守る分かれ道になります。

「揺れたらまず動かない」は、昼夜問わず基本中の基本です。
とくに夜は視界が悪いので、動かないことが一番の安全対策になります。

防災トラさんの一言

揺れが収まったらどうする？暗闇でも安全に行動するコツ

ぼうさいミケちゃん

揺れが止まったら、すぐに避難した方がいいのでしょうか？

防災トラさん

避難は大事だけど、まずは「安全確認」が先だよ。
暗闇の中で足元に何があるかわからないから、光を確保してから動こう。

光を確保して足元をチェック！懐中電灯は命綱

揺れが止まった直後は、割れたガラスや落下物が周囲に散らばっている可能性があります。
この状態で裸足や薄い靴下のまま動くと、思わぬケガにつながります。
まずは懐中電灯やスマートフォンのライトを使い、床や足元を確認しましょう。
特にベッドの近くやドア周辺は物が倒れていることが多いので、慎重に確認する必要があります。
できれば靴かスリッパをすぐに履けるように、枕元に準備しておくと安心です。

避難前に服を着替える？その判断基準とは

真冬や雨天の場合、パジャマのまま外に出るのは命の危険につながります。
ただし、着替えに時間をかけすぎると避難が遅れるリスクもあるので、バランスが大事です。
外が寒い場合はコートや上着を羽織り、避難用バッグがあればそれを持ってすぐに出られる状態が理想です。
重要なのは「すぐ行動できる格好」にさっと整えること。
普段から避難時の服装をイメージしておくと、いざというときに迷いません。

寒さやケガから身を守るために、服装の準備も意外と大事です。
パジャマだけでは風邪をひいたり、怪我を悪化させてしまうかもしれません。

防災トラさんの一言

普段からできる準備とは？“夜の地震”に強くなる備え

ぼうさいミケちゃん

夜中の地震って不安です。
普段からどんな準備をしておけば安心でしょうか？

防災トラさん

準備しておくと、いざって時にパニックにならずに済むよ。
道具もだけど、心の準備も大事なんだ。

暗闇でも動ける「枕元の備え」と「避難経路の確保」

夜間の災害に備えるうえで、最も手軽かつ効果的なのが「枕元の備え」です。
懐中電灯、スリッパ、厚手の靴下、スマホ。
この4点をまとめて枕元に置いておくだけで、緊急時の行動スピードが格段に上がります。
また、避難経路には障害物を置かない、段差には蓄光テープを貼るなど、事前の環境整備も重要です。
視界がなくても「感覚」で動けるようにしておくことが、夜の災害対策のカギになります。

定期的な点検と心のシミュレーションが命を守る

備えは一度きりではなく、定期的な見直しが命を守る秘訣です。
懐中電灯の電池が切れていないか、避難ルートに荷物が増えていないか、定期的にチェックしましょう。
また、暗闇の中での行動を頭の中でシミュレーションしておくだけでも、冷静さを保ちやすくなります。
いざというときの心の余裕は、こうした小さな準備から生まれます。

備えはモノだけじゃなくて「気持ちの準備」も大切です。
一度想像しておくだけでも、心に余裕が生まれて行動がスムーズになりますよ。

防災トラさんの一言

まとめ

夜中に地震が来たときは「揺れている間は動かない」「揺れが収まったら光で安全確認」「普段から枕元に備える」ことが大原則です。
暗闇のなかで焦ってしまう前に、できる備えはたくさんあります。
まずは今日から、枕元に必要な物をそろえておくことから始めましょう。
「もしも」に備える力が、あなたや家族の命を守ります。